こんにちは。Taylorです。
今回はスーパーオイルである、ココナッツオイルについてのお話。
僕の場合「"とりあえず"始めた糖質制限」がキッカケで、ココナッツオイルを摂るようになりました。この当時は「糖を抜いてケトジェニックで生きるためには中鎖脂肪酸は必須。」というコトを聞いただけで、「じゃあ、摂らなきゃ!」と。
でもその後、「めまい」、「ふわつき」、「動悸」、「目の奥の不快感」、「胃腸の乱れ」、「息切れ」、「動けなくなる」、「疲労」、「腹部のむかつき」、「しびれ」、「圧迫感」、「コリ」、「睡眠障害」、「悪夢」、「イラつき」、「不安感」などの、自分に出ている『自律神経失調症と称されるような症状』や『低血糖症状』などの改善にも、かなり重要だというコトが、栄養療法を知ったあとにわかりました。
ということでココナッツオイルは、自律神経失調症・低血糖症の改善にも役立ってくれるんです。
このブログ全体の「タイトルロゴ」に抜擢したくらいですから。
それでは、それぞれ項目ごとに、「ココナッツオイルの凄さ」や「副作用はないのか?」などについてもお話ししますね。
中鎖脂肪酸の豊富なココナッツオイルが、自律神経失調症に役立つ理由
いまだ多くの人が洗脳されている、「脳のエネルギー源は糖質しかない」という完全にウソの情報。
脳はしっかりと、ケトン体をエネルギーにして働きます。
しかし、自律神経失調症・低血糖症の人の多くは、脳のエネルギー源として「糖質依存」になってしまっており、ケトン体が力を発揮できていない場合がほとんどだと思います。
糖質依存というコトは「血糖値スパイク」もおきるし、低血糖症状も出てきやすい。つまり、体自体が自律神経失調症状が出やすいベースができてしまっているんですね。
この糖質依存から抜け出し、エネルギー源を「ケトン体」の方に切りかえていくコトが大切。
さて、脂質を原料としてつくられるケトン体は脳にとっても重要なエネルギー源。とくに、低血糖症やリーキーガット症候群や自律神経失調症などで、糖質制限が必要になった場合、エネルギー源としてケトン体はとても大切です。
ココナッツオイルに含まれる『中鎖脂肪酸』は、消化吸収が速く、直接肝臓に運ばれてケトン体となり、全身に運ばれます。そしてケトン体濃度が高くなっているとき、脳はケトン体を優先してエネルギー源にするようになっているんです。
ですので、積極的にココナッツオイルをとって、ケトン体をエネルギー源として使える体に切りかえていきましょう。
また、なんとケトン体には【体の酸化ストレスを除去する効果】もあります。これは、世界的権威の科学雑誌「サイエンス」で、2013年の時点ですでに発表されているそう。つまり自律神経の循環を悪くする原因である「酸化」も、ケトン体自体が抑えこんでくれるんですね。
さらにさらにケトン体は、ノルアドレナリンやドーパミンなどの『興奮ホルモン』と対極にある、GABAという『抑制ホルモン』も増やします。
もうこうなってくると、ココナッツオイルは必須アイテムだというコトが、だんだんわかってきますね。
中鎖脂肪酸の豊富なココナッツオイルが、腸内環境・アトピーに役立つ理由
こちらの項目、「腸内環境・アトピーに役立つ理由」とまとめてしまいましたが、これはアトピーや掌蹠膿疱症などの皮膚疾患の原因も、腸内環境にあると考えるからです。
腸内には簡単に分けると「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」の3つがありますね。普段は球状で「日和見菌」のカンジダは、様々な理由によって菌糸状などに変形して結合し、腸でコロニー形成しはじめます。そして腸壁のタイトジャンクション広げてしまいます。タイトジャンクションが広がると「摂るべき栄養素はうまく吸収されず、反対に通常であれば吸収されない有害物を吸収してしまうような状態」になってしまうんです。(詳しくはリーキーガット症候群のページにて)
そして体中に毒素がまわり、蓄積されていきます。
これが腸内環境の悪化の原因の一つでもあり、アトピーや掌蹠膿疱症や乾癬といった皮膚疾患の原因の一つでもあると考えています(もちろん他の原因もある)。
恐るべしカンジダ。
さて、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸「カプリル酸」。このカプリル酸がカンジダなどの抗菌活性を持ちます。カンジダを抑えこんで除菌してくれる効果があるというコトですね。
そしてさらに、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸「ラウリル酸」。このラウリル酸も、強い抗真菌作用があります。
つまり、ココナッツオイルは腸内環境の改善にヒジョーウに役立ってくれるというコトです!
あっ、皮膚疾患についてココではあまり理由を書きませんでしたが、肌トラブルは、腸内環境の改善が、まずベースに絶対に必須ですから!
ココナッツオイルの副作用や、悪影響はないの?
いろいろ調べてみましたが、副作用については「ない」と言って良いと思います。
- 「ダイオキシンと類似した環境ホルモン作用がある。5α還元酵素(5αリダクターゼ)を阻害するアルカリ耐性因子が含まれ、これが性ステロイドホルモン代謝を乱し、体の性徴に影響を与えてしまう場合がある。ココナッツオイルの産地であるフィリピンやタイにニューハーフが多いのも、これが要因の一つかもしれない。」
という説を、一部の人が複製して拡散しているようですが、これはアンチな意見を拡散して自分側へ「票」を集めようとしている行為と思われます。
確かに論文がありましたが、どのくらいの数のエビデンスがあるのかは謎であり、また5αリダクターゼを阻害する成分の論文は、白米、緑茶、タンパク質、ビタミンE、ビタミンD、大豆、γリノレン酸、、αリノレン酸、オレイン酸など、他にもたくさんあるんです。
これらの食材や栄養素は、普通の人が毎日たくさん摂っているようなものですね。上記の説が通るならば、米を主食としている日本人にも、もっとたくさんのニューハーフがいて良さそうですよね。
僕は、こういった流れで自分の信者を増やそうとするタイプの人が、非常に苦手であります。(心の声)
ただ、素敵なココナッツオイルですが、どうしてもアレルギー反応が出てしまう方はいるようです。僕が診ていただいている溝口先生も「IgG(遅延型フードアレルギー)でも、ココナッツは出にくいけどね〜。」とは、おっしゃっていましたが。
あとは、摂りすぎないようにすれば良いかと思います。
とくにカンジダ感染していた場合などは、急にたくさんの抗菌活性を持つ中鎖脂肪酸をとると、ダイオフ(別記事参照)がおきてしまうかもしれません。
何でもそうですが「ほどほどに」がちょうど良いのだと思います。
ココナッツオイルのオススメは?どんなものを選べば良いのか?
次にどんなものを選べば良いのか?についてですが、これはコールドプレス製法によるバージンココナッツオイルにしましょう。
香りがどうしても嫌!という方や、具合が悪くなってしまうという方はやむを得ないですが、できる限り高温精製などされていない、ピュアなバージンココナッツオイルで。
せっかくの栄養素が壊れてしまっていたり、ラウリン酸が含まれなくなってしまったりしてしまいますゆえ。
今、何度かリピートして僕が使っているのはこちらのココナッツオイル。
Nutiva・オーガニック・バージンココナッツオイル(1.6 L)
クセもなく大容量ですし、いつも安くなってます。『iHerb』で他のものとも比較して、いろいろ試してみるのも良いと思います。
アマゾンなどでも何種類か売っているものもありますが、こっちの方が断然お得ですね。
ココナッツオイルを摂るタイミングはいつ?摂取量は?
摂るタイミングは、できたらやはり空腹時、そして摂取量は1日大さじ1〜2杯程度が良いかと思います。
その人それぞれの体質と、その時の体の状況によっても変わってくるので、ココナッツオイルをとった経験がない場合、まずは少量から様子をみてのスタートがの良いかと思います。
さて今回は、自律神経失調症や低血糖症や、皮膚疾患や各種精神疾患などに対してのココナッツオイルの効果についてまとめました。
ココナッツオイルには他にも、ダイエット効果をねらってもよし、腸内環境を整え皮膚の状態が良くなるゆえ美肌効果ももちろんあります。
若返り効果バツグンですね。
やはりココナッツオイル、一家に一つ常備しておきたいマストアイテム☆
はい、それでは今日はここまで!
☆アディオス☆
このブログをかいている人
Taylorです。2016年に低血糖症を発症し栄養療法にて体質改善に奮闘中!伝えたい一言は『人生は食べたもので作られる』。